世界で一番切れるパスタの包丁を作りたいという動画が話題になっています。
本当に切れるのでしょうか?実際の動画をご覧ください。
世界で一番切れる「パスタ」の包丁
始めになにをするのかさえ想像がつかない麺類での包丁作り。まずは普通のパスタ(乾麺)をミキサーで粉末状にしてふるいにかけ、水やデュラム・セモリナ粉(パスタの原料)を加えて練っていきます。まだここまでは料理感ある。
次に、できたものを真空パックシーラーにかけてつぶし、本物の包丁を型にしてカッターで切り出します。
するとその柔らかい包丁型パスタを、レンジで通常のパスタをゆでるかのように容器にお湯と一緒に入れてはチン。さらにあらかじめ作った枠と網で挟むようにして、ここから1週間乾燥させます。長い道のりだ……。
乾燥してカチカチになったら、カツオ節削りで削っていく作業がスタート。なんとも言えない音を立てて形を整えたら、ついに砥石が登場。よく洗って消毒も施しつつだんだん目の細かいもので研いでいき、最後には「#30000」の砥石を使ってガチの仕上げに入ります。
……と、これで終わりとおもいきや、食品用シリコンを取り出した投稿者。なんと今度はそれで包丁の型を取り、再び液体状のパスタを流し込んではチンして乾燥させる作業へ。型を取るのに10時間、その後の乾燥にまた1週間かけては、別の作り方でもう1つパスタ包丁を作るようです。
そしてこちらもヤスリと砥石で同じだけ時間をかけて研いだら、小麦色に輝く「パスタ包丁」が完成。しっかり型をとったおかげで見た目は黄色い包丁といった感じですが、第一印象はそこまで強度があるようには思えません。
……が、試し切りではどちらの包丁もトマトをぐしゃっとさせずにスサッと切り、ザンザンと段ボールに穴を空け、さらに2つ目のパスタ包丁では「水入りペットボトル」を貫通させることが可能という結果に……。
コメントでは「パスタで殺されるのかもしれないのか…」「頭がおかしい(褒めてる)」と驚きと称賛の声が寄せられ、海外からも「素晴らしい」や「これまでと同じようにはパスタを見られなくなった」などの声が多く寄せられる反響を呼んでいます。
ちなみに最後にはパスタ包丁を塩ゆでし、タレッジョとゴルゴンゾーラ・ピカンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ、モッツァレラの4種のチーズと生クリームで作ったソースと合わせて、3本の箸をフォークにして食べるという謎においしそうなオチも用意されていました。
何このシュールすぎる光景……。