鳥山明といえば今や「押しも押されぬ」という言葉では表現としてまるで不足なほど、世界中を席巻し魅了し続ける大漫画家です。
その大漫画家が、漫画からアニメに参入したときに、業界全体に大きな影響を与えたというツイートが話題となっています。
話題となっているのは、同じく漫画家で、その当時のことを知る宮尾岳さんのツイート。
何でも、鳥山明の画力はやはり当時から頭抜けていたようです。
鳥山明さんと言えば「ドラゴンボールとドラクエ」だろうが、僕らの世代では「Dr.スランプ」の衝撃が馬鹿でかい。
何しろ絵が圧倒的に「イラストレーターレベルで」うまい。
漫画では無い。
一枚絵で食っていける人が「ジャンプで漫画を週刊連載」なんだもの。
あれは頭を抱えた。
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) December 26, 2017
「一枚絵でも食っていける人がジャンプで漫画を週刊連載」この表現だけでもかなりの説得力があります。
鳥山明の画力は、単純な絵のうまさにとどまらず、構図の作り方が非常に優れているとして、ネット上でもたびたび話題となっています。
と、同時に「Dr.スランプがアニメ化」が決定した時にはアニメ界が「ちょっと待て 全てのアニメーターがアレに付き合えると思ってんのか!」だった。
キャラ多い
色数多い何よりも……
「全部がセンスいい」
ここだ
ここが頭を抱えた。— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) December 26, 2017
昔はね
漫画の絵とアニメの絵は
「変わってて当たり前」だった。漫画の密度はアニメでは出ない。
100人のアニメーターが描くことが出来るように線を整理しアレンジするのが当たり前。
だが「アニメ化で変わってしまう鳥山明の絵」なんて、誰も望んでいない。
だから、本気でやるのか?だった。
— 宮尾岳 (@GAKUJIRA) December 26, 2017
私が持ってるのはDr.スランプの第4巻だが、20歳代でこんな絵を描くって鳥山明、天才すぎる。まあ私はドラクエに熱中したという世代的なひいきがあると思うけど。 pic.twitter.com/VxUpcPwMtb
— al (⃔ *`꒳´ * )⃕↝ sinceK (@alsinceke) November 9, 2017
やはり常人の理解を越えた存在なのかもしれません。
<ツイッターの反応>
・どっかの誰かと違って調子に乗った発言もしないし好感持てる
・『「アニメ化で変わってしまう鳥山明の絵」』 他でもない連載そのものにおいて、早い段階でヒロインが登場回の等身ではなくなったけどな
・しかも鳥山先生、初期は画材にかけるお金がない&画材の知識があまりなかったんで「水性ペンをペーパーパレットに塗って水で溶いたもの」で描いてたっていうんだから、もう笑っちゃうしかない
・そんな鳥山明を400枚以上ボツにした名編集者もいますね。 しかし高橋留美子を蹴った話を知らなかった。
・“Dr.スランプ アラレちゃん”がアニメ化する前にアニメ雑誌とかに載った絵を見て「うーんちょっと似てないなあ」と思ってました。しかしアニメが始まると「あれ結構似てる」と驚きました。 後にアニメ雑誌で、キャラクターデザインを手渡された鳥山明先生が「ちょっといいですか?」と言いつつキャラクターデザインに手を入れられたという話が載っていて、なるほどと思いました