双子でありながら愛し合う2人。それでいて一つの体を共有する2人。
そんな2人の儚い生涯を描いたミステリアスで少し不気味な世界観を持ったファンタジー漫画が多くの人を惹きつけて話題となっています。
不思議なアンティークショップ「愛し合う、双子の標本」
漫画を公開したのはまくら くらま(@ohg_m3)さん。
不思議なアンティークショップ
「愛し合う、双子の標本」 pic.twitter.com/O7ukoyX1cU— まくら くらま (@ohg_m3) 2018年6月15日
1.
人体模型を抱えた店主さんに、「私たちの時間を永遠に止めてくださいな。」と謎のお願いをする少女たち。
2.
片方が病気になった場合、分離手術が必要と宣告された少女たち。しかし・・・
3.
鏡の前で愛し合う2人。セリフや床に落ちた薬の瓶から、これが彼女たちの最期であることが伺えます。
4.
美しく余韻のある一コマで終わる漫画。
非常に想像力を掻き立てる展開となっていますが、作者のまくらさんはこの漫画について、次のように補足しています。
これだけでは説明不足なので補足しておくと、この創作は「人間を剥製、標本にする裏のアンティークショップ」のお話です。
今回は、愛し合う双子が自ら人体剥製になることを望みました。— まくら くらま (@ohg_m3) 2018年6月15日
<リプライ欄の反応>
・どうして最期に目を開けてしまったのでしょう?死んでもあなたを見ていたいという気持ちからなのか。最期に別々の行動を取った2人。作者さんにしかその意図は分からないのだけれど。その意図を推察するのが僕達の楽しみでもあるのか。(それっぽいリプライ
↑作者:素晴らしい考察をありがとうございます・・・! 気づいて欲しかった細かい部分に気付いて頂けて私としてもとても幸せです。
・世界観がたまらなく好きです。
・影の当たり方が、双子さんの片方を光、もう片方を影と表して居るようで、二人で一人だったことを象徴してるように感じました…!!!片方の双子さんの、相手の見つめ方に慈愛が溢れてて素晴らしいです…!!!
・悲しい話のはずなんですが、すごく綺麗だなぁと思いました。何度でも読み返したくなる話に久しぶりに出会えました。他の方が指摘してるのと被ってしまうのですが、どうして片方は目を開けてしまったのか。考えると眠れなくなってしまいそうです。もしかしたら、妹をもう一度みたかった姉かなぁ…なんて
・二人用のドレスがとても素敵です………*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・* 素晴らしい漫画、ありがとう御座います!!!
・ふたりきりの最期のおだやかな表情の美しさに涙腺が緩みます…。
・FF外より失礼します。 ブラックジャックでもこういった双子を分離する手術の話がありましたし、あと皆川博子さんの短編小説でもありましたね。 一体何が彼等・彼女らにとって幸せなのか、考えさせられます。
1人で生き続けるよりも2人で永遠となることを選んだ双子。
2人の間にしか理解できない深い愛は、危うくも耽美的な美しさを放っています。
こちらの人間を標本にする「アンティークショップ」はシリーズ化されており、Twitterモーメントで読むことができます。
— まくら くらま (@ohg_m3) 2018年6月16日