2017年、『けものフレンズ』の監督降板騒動は記憶に新しいが、先日、アニメ化が大きく話題となった『ブギーポップは笑わない』が早くも炎上している。発表直後なのに監督降板ってどうなってるんだ?
ライトノベルに革命を起こした『ブギーポップ』
本作のアニメ化が発表されたのは2018年3月10日だ。日常の裏で進行する不可思議な出来事をクールに語るミステリー要素を含んだ本作。当時のライトノベルの流れを変えたと言っても過言ではない作品だ。
『化物語』シリーズの西尾維新さんも影響を公言しているし、『キノの旅』の作者・時雨沢恵一さんも「本屋で『ブギーポップは笑わない』を手に取ったのが応募するキッカケ」と語っている。
原作イラストレーターがブチギレ
そんな伝説的作品のアニメ化なので、Twitterでもトレンド入りを果たすなど大きな話題に。しかし、このアニメ化にブチギレたのが、原作のイラストを担当する緒方剛志さん。ブギーポップのニュースを引用し、以下のようなコメントをTwitterに投稿した。
「てめー誰だ。一回も見たこともない。家にコピー紙一枚、JPEG一枚来たこともない絵が公式とか言ってて笑う。笑わないのに。こんなこと言ったら監督は辞めるんだってさ。めんどくせぇ」
ブチギレ。まさか、緒方剛志さんに許可なしのアニメ化だったとは。確かに、HPを見てみると、緒方剛志さんは「原作イラスト」と書かれており、キャラクターデザインは別の人になっている。
また、緒方剛志さんは続け様に以下のような投稿を連発。
仕事は仕事。なんか言われたら仕事やめるとかくりえいたーすぎてウケる。
— 緒方剛志 (@ogata_kouji) March 21, 2018
「仕事は仕事。なんか言われたら仕事やめるとかくりえいたーすぎてウケる」
アニメ化はどうなるかはわかりませんが。僕はまぁスッキリしました。以上。
— 緒方剛志 (@ogata_kouji) March 21, 2018
「アニメ化はどうなるかはわかりませんが。僕はまぁスッキリしました。以上」
緒方さんのツイートでは「監督は辞める」とのことだが、本当に監督が降板する場合、アニメ化が一気に暗礁に乗り上げるかもしれない。ちなみに、HPでは2018年アニメ化とされているがはたして? 思い入れのある人が多い作品だけに、どうせアニメ化するならちゃんと作ってもらいたいが……。
【TVアニメ化決定】ぼくは自動的なんだよ。だから名を不気味な泡(ブギーポップ)という――。
電撃文庫が誇る不朽の名作『ブギーポップは笑わない』シリーズが、刊行から20年の節目となる2018年に待望のTVアニメ化決定!
公式サイト&ツイッターOPENしました!⇒https://t.co/N8SYWImRwU#boogiepop pic.twitter.com/syCN4YEVcU— TVアニメ『ブギーポップは笑わない』公式 (@boogiepop_anime) March 10, 2018
作者に無断 しかも脅しをかけての強制
ゴミクズアニメは確定ですね 絶対観ない
— コー (@kiba_ryuma) 2018年3月21日
無断の上公式サイトではいかにも「許可取ってますよ?」的な振る舞い…悪意しかねぇ… pic.twitter.com/MDHNsOzBFY
— コー (@kiba_ryuma) 2018年3月22日