【動画】銃愛好家の男性が銃を電動ノコギリで切断した真意「これで人を殺す銃が1丁減った」

2018年2月14日、アメリカのフロリダ州パークランドの高校で銃乱射事件が発生し、17人の犠牲者を出す惨事となりました。

そんな中、ある銃愛好家の男性が投稿した動画が注目を集めています。

愛用する銃を破壊する動画をFacebookに投稿

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ニューヨーク州に住むスコットさんは自宅の裏庭で、カメラに向かって話し始めます。彼が手にしているのは、パークランドの銃乱射事件で使用されたものと同じタイプのアサルトライフル『AR-15』。30年前合法的にこの銃を購入したスコットさんは、ハンティングではなく、的を撃つ射撃を楽しんでいるといいます。

しかしこのたびの事件を受けて、彼はある決断をしたのです。

スコットさんは動画の中で、このように語っています。


スコットさんのメッセージ

サンディフック(2012年にコネチカット州で起きたサンディフック小学校銃乱射事件)の後に、妻にいったことを思い出したんだ。「もし1人の子どもの命が救えるなら、俺は喜んでこの銃を手放すよ」ってね。もう5年も前のことだ。それ以来、400人以上が撃たれ、200人以上が学校での銃乱射で被害に遭った。

そしていま、さらに17人の命が失われた。

俺たちはいつ変わるんだ?いつこれらの凶器の所持を禁止する法律を決めたらいいんだ?

多くの人はこういう。「法律が変わっても犯罪者は銃を手に入れるさ。なのにどうして、合法的に銃を所持している人たちを責めなくちゃいけないんだ?」

銃乱射事件を起こす日まで、犯人たちは『合法的な銃保持者』だった。率直にいうと、すべての合法的な銃保持者が恐ろしい罪を犯す可能性があるってことだ。例え精神障害を抱えていなくてもだ。

さていま、俺はこの凶器をどうやって手放したらいい?合法で売ることはできる。でももし購入した人の子どもがこの銃を手にして、いつか学校へ持っていき人々を撃つことになったとしたら?俺はそんなこと受け入れられない。

考えてみてくれ。この凶器を所持する権利が誰かの命より大切なのか?俺はそうは思わない。

だから今日、俺は決めた。この凶器が絶対に人の命を奪うことがないように、この銃が決して誰かに向けられることがないようにする。


人はみんな「銃はそこら中にたくさんある」っていうよな。でもこれで1丁少なくなった。

きっと多くの人が、俺はバカなことをしたっていうだろうな。でもこれは個人的な選択だ。俺はいつかこの銃が、先日のフロリダのような恐ろしい犯罪を起こす可能性があることは耐えられない。

このビデオを見ている誰かが、自分も同じことをしようと思ってくれることを願うよ。そして俺がばかげたことをしたと思っているみんなへ。この凶器が君の子どもの頭に向けられてから、君の考えが変わることがないように祈っている。

スコットさんはこの動画とともに、バラバラになった銃の写真を投稿。そこには『#oneless』のハッシュタグがつけられています。

パークランドの事件以来、アメリカでは銃規制の強化を求める動きがより活発になりました。銃規制に慎重だった地元政府が動きを見せたり、大手企業が次々と全米ライフル協会(NRA)との関係を絶ったりするなど、流れが変わり始めています。


そして趣味で射撃を楽しんでいた1人の銃愛好家が起こした行動はいま、多くの人たちの心を動かしました。アメリカから凶器となり得る銃が1丁、また1丁と少なくなっているのです。

『#oneless』に込められた人々の思いが広まり、もう2度と、尊い命が奪われることがないように祈るばかりです。



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