【注意喚起】子供向けを装った暴力・わいせつ動画「エルサゲート」が国内外YouTubeに蔓延中

子供向けに作られた不適切動画が大量発生中

最近の子育て世代は、子供にスマホを貸してあげてYoutubeを見せてあげることが多いだろう。見てる間は良い子にしてくれるし、子供も満足してくれる。更に、親にかかるコストはゼロと言う点で、気軽に見せてあげられて非常に便利だ。

「Youtubeの規約で不適切な動画はすべて削除されるから、安心して見せられる」というイメージが大きい中、2017年6月ごろから、そのルールの隙を突くような悪質な動画が次々と現れているのである。

その名も、エルサゲート(Elsa Gate)。

一見子供向けに見せかけた、いじめなどの暴力コンテンツや、妊娠や性行為などの性的コンテンツを露骨に含む動画の総称である。

“エルサ”という名前は、子供達に人気の高い「アナと雪の女王」のキャラクターからもじったもの。この発端となった動画が、エルサとスパイダーマンの仮装をして奇妙な寸劇をしており、17億回という大きな再生数を記録している。

これにより似たような内容の動画が爆発的に増え始め、2017年11月からYoutube運営がチャンネルをブロックするなどの対策をとっているのだという。

▲エルサゲートの注意喚起動画

サムネイルやタイトルを見ると、アメコミヒーローやアニメのキャラクターが写っており、子供は気づかずについクリックしてしまう。そこから嘔吐、いじめ、大便、児童虐待といった内容が流れだすため、ひどいショックを受ける子供が増加している。

では、なぜここまで増加を続けているかと言うと、ガイドラインに抵触するような血や性器を盛り込むことなく、子供向けに仕立て上げていることで動画審査を通過しているからである。

このような動画を大人が作っている理由は、まず子供向けの”釣り動画”を作り、再生数を増やすこと。本来年齢制限されるべきコンテンツを、子供が再生する安全なコンテンツの次に紛れ込ませ、自動再生によって再生数を稼ぐという方法をとっているのだ。

エルサゲートの創始者と言われるチャンネルは、これにより数千万ドルもの利益を出しているという。

そして、子供への嫌がらせとして制作しているという説もある。Youtubeにいる子供たちを狙い、精神的なトラウマを残そうとしている悪意ある大人たちが狙っているのだ。

こうした動画の大半は質が悪く雑なつくりのものがほとんどだが、クレイアニメを使った手の込んだ動画も存在する。無害な子供向けコンテンツへの擬態が非常にうまく、どれも子供が再生してしまいそうなものばかりである。

▲直接的な禁忌表現がなくとも、何とも言えない気味の悪さがおわかりいただけるだろうか?

こうしたエルサゲート動画は日本でも増加傾向にあり、子どもが精神的なショックを受ける前に、出来る限り避けておきたいもの。キッズ○○○○おねえさんとつくものは特に注意が必要だ。

親たちはどう対処すべきか

こうした有害コンテンツの増加には親の監視が不可欠だが、どのエルサゲート動画も擬態がうまく、大人でも見分けがつかない場合が多い。

そういう時には、動画の配信者の部分をチェックすることと、動画右上にある自動再生ボタンをオフにしておくことが有効だ。日ごろから子供の好きなYoutuberの名前を聞き出しておけば、公式配信者以外の動画を避けることが可能だろう。

また、アマゾンプライムや、ネットフリックス、huluといった子供向けの枠づけをして配信している有料動画サイトを利用するのをオススメする。視聴する前にキッズ向けの枠に入ることで、子どもに不適切な動画が表示されない仕組みになっているからだ。

子どもたちが安心して動画コンテンツを楽しめるよう、親たちはこれから様々な工夫をしていかなければならないだろう。

(参考記事:Togetter


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